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高山流水

By 故事大全 , 1 September 2025

高山流水の典故:琴の音は奏でやすく、知音を得ることは難しい

【出典】(戦国時代・鄭)列御寇『列子・湯問』

【意味】互いを理解する知己を得ることの難しさ、あるいは真の理解者(知音)に巡り会うことが難しいことのたとえ。また、音楽が非常に優れていて洗練されていることのたとえでもある。

【歴史典故】
春秋時代、楚の国に俞伯牙(ゆはくが)という人物がいた。彼は音律に精通し、琴の腕前も優れており、当時著名な琴の名手であった。伯牙は若い頃から聡明で学ぶことを好み、かつて高名な師について学び、琴の技術は高い水準に達していたが、それでもなお、あらゆる事物に対する感覚を出神入化の境地で表現しきれていないと感じていた。師はその思いを知り、彼を連れて東海の蓬莱島へ船で行き、大自然の景色を鑑賞させ、海の波の音を聞かせた。伯牙が目を上げて見渡すと、波は激しく荒れ狂い、しぶきを上げ、海鳥が飛び交い、その鳴き声が耳に届き、山林の木々は青々と茂り、まるで仙境のようであった。不思議な感覚が自然と湧き上がり、耳元に大自然の調和のとれた美しい音楽が響いているかのようだった。彼は思わず琴を取り、思いのままに奏で始めた。音は心に従い、大自然の美しさを琴の音に溶け込ませた。伯牙はかつてない境地を体験し、それ以来、琴の技はさらに洗練された。ほどなく、師は彼が十分に修業を終えたと見抜き、自らの道を歩むよう促した。こうして、俞伯牙は各地を旅するようになった。

ある夜、伯牙は舟に乗って川を下っていた。清らかな風と明るい月を前に、彼の心はさまざまな思いで満ち、感動を受けて再び琴を奏で始めた。琴の音は優雅に響き、次第に佳境へと達していく。すると、岸辺から絶賛する声が聞こえた。伯牙が声の方を見ると、一人の樵夫が立っていた。彼は内心驚いた。まさか一介の樵夫がこれほど高い鑑賞眼を持っているとは思ってもみなかったのだ。伯牙はわざと高山を称える曲を奏でると、樵夫は「素晴らしい!雄大で荘厳で、まるで雲を突く泰山のようだ!」と言った。続いて、奔騰する波を表現する曲を奏でると、樵夫はまた「素晴らしい!広大で壮大で、滔々と流れる川や果てしない大海を見ているようだ!」と感嘆した。伯牙は極度に興奮し、感動して叫んだ。「知音(ちおん)だ!君こそが私の真の理解者だ!」こうして二人は心を通わせる親友となり、翌年の中秋節(旧暦8月15日)にまたここで会って月見をしよう、と約束した。

ところが、次の中秋節がやってきたとき、樵夫の鍾子期(しょうしき)はすでに亡くなっていた。伯牙は彼の墓前に赴き、供養のため哀しみに満ちた一曲を奏でた後、琴を地面に叩きつけて壊し、「これより二度と琴を弾くことはない」と誓った。

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歴史の物語

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