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錦囊妙計(きんのうびょうけい)

By 故事大全 , 4 September 2025

【意味】:「錦囊(きんのう)」とは、昔、機密文書や詩稿を封じ込めるために使った錦(にしき)で作った袋のこと。古い小説では、足智多謀な人物が敵に対抗する計略を紙に書き、錦の袋に入れておき、当人が緊急時に開けて読めるようにする様子が描かれる。これは、あらかじめ準備された巧妙な手段を比喩する。

【出典】:明・羅貫中『三国志演義』第五十四回:「お前は主君を呉に連れて行くが、この三つの錦囊を持て。袋の中には三条の妙計があり、順に実行せよ。」

【故事】:荊州を劉備が占領したため、東呉の大将・周瑜は一心に荊州を奪還しようとした。彼は劉備の妻が亡くなったことを知り、孫権の妹を劉備に嫁がせて劉備が呉に婿入りするよう仕組み、その際に彼を牢獄に幽閉し、荊州との交換にしようと考えた。諸葛亮はこの計略を既に看破しており、劉備に付き添って婚姻の交渉に行く趙雲に、三つの錦囊に納めた妙計を与えた。第一の妙計は、孫権の母であり周瑜の岳母である喬国老(きょうこくろう)の力を借りて劉備を助け、ついに偽りの婚儀を真実に変え、劉備が良縁を得る結果となった。周瑜は「美人計」で劉備を欺こうとしたが失敗し、今度は本物の「美人計」を実行する。

彼は孫権に書簡を送り、「むしろ劉備を呉の地に軟禁するがよい。立派な宮殿を建ててその志をくじき、多くの美女や娯楽品を贈って耳目を楽しませ、関羽・張飛との情誼を断ち、諸葛亮との絆を遠ざけ、それぞれを別々の地に置いた後、兵を以て攻撃すれば、大事は定まるであろう」と述べた。しかし、周瑜の本物の美人計も、諸葛亮の第二の錦囊の計略によって破られた。荊州が危機にあると偽り、孫夫人(孫権の妹)を前面に出し、国太(孫権の母)に江辺で祖先を祭祀するため出かけると嘘をつき、これにより東呉から脱出できた。周瑜が事前に警戒し、孫権が追手を送ったにもかかわらず、第三の錦囊の妙計により再び孫夫人の力を借りて、道を塞ぐ兵を退けた。このとき、諸葛亮はすでに劉郎浦(りゅうろうほ)に船を待機させており、関羽・黄忠・魏延の三軍を配置して周瑜の追撃兵を撃退させた。まさに「周郎の妙計天下を安んずとも、夫人を失い兵まで損なう!」以前、南郡では城を失い兵を損なったが、それは怒りと一時的な気絶で済んだ。だが今回、夫人を失い兵まで損なったのは、怒りと恥辱が重なり、さらに心を痛めた。劉備夫妻が無事に帰っていくのを、ただただ手をこまねいて見ているしかなく、周瑜が怒りのあまり旧傷が裂けて気を失うのも無理はない。

第一の錦囊:喬国老に会い、劉備の婚姻の件を東呉中に知らしめる。
第二の錦囊:嘘(曹操が荊州を攻撃)を用いて、安楽な生活に溺れている劉備を帰還させる。
第三の錦囊:孫夫人に東呉の追撃兵を制止させること。彼女は孫権の妹であり、東呉の将軍たちは彼女を三分の恐れを持っている。

 

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