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ネコとネズミ

By 故事大全 | 2025-09-20 09:23:58

倉庫に住むネズミたちは、新しく来た三毛猫を味方につけるため、たくさんの魚を用意し、これからもどうぞよろしくお願いしますと頼みました。
三毛猫は、その山のような魚を見て、「ネズミも欲しいし、魚も欲しい。だが、両方を得ることはできない。ならば、ネズミを捨てて、魚を取ろう」と言い、魚を食べに片隅へ行ってしまいました。すると、穴の中のネズミたちは「万歳!」と叫び、一斉に穀物倉庫へと押し寄せて行ったのです。

月初め、三毛猫は拡声器を手に、倉庫中のネズミたちに向けて緊急放送を繰り返しました。「緊急通知。上層部の指示により、今月はネズミ駆除競争月間と定められました。各倉庫は、捕獲したネズミの尻尾の数で順位を競います。当倉庫の名誉のために、皆様の積極的なご協力をお願いします。どうか我慢して、お尻の尻尾を差し出してください。できるだけ早く提出をお願いします。」

翌月の月初め、三毛猫は上層部から「ネズミ駆除特別功労賞」として、10匹の大鯉を授与されました。倉庫中のネズミたちは、名誉をもたらした三毛猫を祝うため、空前の盛況を誇る祝賀舞踏会を開きました。残念なことに、会場に集まったネズミたちは、みな尻尾のない、空っぽのお尻をさらけ出していました。

倉庫の壁には一夜のうちに、目立つネズミ退治スローガンが次々と塗りつけられました。「不労所得のネズミを厳しく取り締まれ!」「ネズミを駆除し、ネズミを退治し、国と民に利益をもたらせ!」「ネズミへの甘さは、人民に対する犯罪である!」「倉庫業務において、ネズミ駆除を徹底することが最大の政治である!」などなど。これを見た小さなネズミは、心臓がドキドキして、母親のネズミに言いました。「ママ、どうやら風向きが変わってきそうです。急いで穴の中に戻って隠れましょう!」
しかし、大ネズミは経験豊かで世の中のことをよく知っているので、「子ども、あなたはまだ若すぎて、『壁に書かれたスローガンほど激しいほど、現場での取り締まりは緩い』という道理が分からないのだよ。こんなスローガンは、私はたくさん見てきた。経験から言うが、これはきっとまた、上層部の指導者が倉庫の視察に来るからだ。この三毛猫がやっていることは、全部上司のための見せかけの芝居にすぎない」と言いました。

三毛猫が倉庫を統治して2年。その間に、ネズミの詩人である赤しっぽネズミは、三毛猫に献じる賛美詩を千篇も書き上げました。平均すれば1日1篇以上です。この詩人は、三毛猫の「慈悲深さ」「勤勉さ」「清廉潔白さ」を熱烈に謳い、偉大なネコとネズミの友情を情熱的に称賛しました。これらの賛美詩を読んだ三毛猫は、心から喜びました。こうして赤しっぽは三毛猫と深い「友情」を築くことになり、当然、他のネズミたちからも「ネズミ国民芸術家」「功労詩ネズミ」と称えられました。

ところが、2年目の年末、全国規模の突撃検査の結果、三毛猫が管理する倉庫ではネズミ被害により数百トンもの食糧が不足していることが発覚し、三毛猫は解任され、調査を受け、賄賂受領罪や職務怠慢罪で裁判にかけられるという噂でした。この知らせを聞いた赤しっぽ詩人は、最初の反応として筆を執り、三毛猫を「賄賂を受け取り、権力を振りかざし、ネズミの命を軽んじる悪党」と激しく非難する詩を書き、あたかも過去の賛美詩と同じように、この批判詩はたちまちネズミ王国中に広まりました。あるネズミが疑問を呈しました。「赤しっぽは三毛猫と深い友情を結んでいたはずじゃないか。どうして一晩で豹変したんだ?」すると、他のネズミたちが言いました。「君は本当に馬鹿だね。ネズミとネコの間に、いったいどんな友情が生まれるというんだ?もし関係があるとすれば、それは『利用』と呼ぶしかないだろう?」

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